お妻様って呼び方ステキだな<されど愛しきお妻様;鈴木大介>


されど愛しきお妻様 「大人の発達障害」の妻と「脳が壊れた」僕の18年間

何日か前に、鈴木大介さんフェア(ひとりで)やってるって書きました。

そして、これが注文して届いたので早速読みますよ〜で終わってたんですけれど。

いやいや、ちょっと予想を超えたお妻様でした。

すごいなとは思ってたけれども

この『脳が壊れた』で、お妻様の様子や、二人の馴れ初めなんかも出てきてたので、だいたいはわかった気になってたんですよ。

だから、これ以上にお妻様を主役にしてまで書くことってあるのかなぁと思ってたんです。

でもですね、ホント すんませんでした、というぐらいに書くことあった!

あれはまだ、サワリしか書いてなかったんだな……

まず、朝起きてきた、朝といっても昼なんですが、起きてきたお妻様の様子をどんどん書き連ねる鈴木さん。

朝ごはんはお妻様が自分で作るようです。豆乳やらを入れてガーッとやったバナナジュース。

そのガーッ!に行くまでが果てしなく長いんですよ。

猫(5匹いる)にご飯をあげるまではいいものの、目に付いたものに気をとられるんですね。

だから、いつまで経ってもガーッまでたどり着かない。

いやもうね、私だったら『はよガーッとやらんかい!』と確実に言っちゃいますね。

でもね、これ、毎日なんですよ?

毎日同じこと言えるかな?

病気の前と後

鈴木さんだって、病気になる前は割とキツいことを言っていたようです。

家事のほぼ全てを担い、その上仕事をしているわけですから、そりゃ言うでしょうし、うんざりもするでしょうし、言葉はどんどんキツくなると思います。

そうやっていろんなことを言われても、お妻様はできないんです。

そして、できない自分が辛くなって苦しくなる。

でも、お妻様がそうやって苦しんでいる、ということには気づきませんでした。

 

鈴木さんが病気になった後遺症で、注意に関する障害が出たり、気分に関する障害が出たりします。

そして、その障害は、お妻様の発達障害とかなり似ていると気づいたんですね。

自分が同じ様な状況になって、初めてお妻様の苦しい気持ちが理解できた鈴木さん。

ここで素直に『今までごめん』って言える鈴木さんはすごいなぁと思います。

工夫を重ねる

お妻様のことが理解できた鈴木さんは、家の改造に手をつけます。

ものを片付けられないお妻様にいつもイライラしていたけれど、考えてみれば、収納という収納には全て自分のものが詰まってたんです。

そんなんで片付けろって言われても無理だろうがっ!

と気づくんですね。

そこから、どんどん整理整頓していきます。

その上、お妻様のできることもどんどん探していきます。

的確な指示を出すと、しっかりその指示を守ってやってくれるお妻様。

そこに気づくと、今まで大まかに出していた指示を細かく作業ごとに砕き、一つ一つ言っていくことにしました。

すると、お妻様、かなり動ける人だと判明。

今までなら鈴木さんひとりでやっていた家事も、2人で一緒にやるようになりました。

このねぇ、どうしたら自分だけじゃなくお妻様も快適に暮らせるだろうか、と考えまくって工夫するというのが、ホントすごいと思います。

もう、諦めてもおかしくないですからね。

コイツとは暮らしていけねぇ!!って。

でも鈴木さんは、この先もお妻様と暮らしていくために、どこまで考えんだ、というぐらいに考えて行動していきます。

発達障害の人と暮らす

こんな風にあれこれと工夫しつつ暮らすというのは、なかなかしんどいと思います。

しかも、世の中離婚する人がめちゃめちゃいますからね。

コイツと暮らすのはもう無理だ! って思ったら速攻で別れちゃう人もたくさんいるでしょう。

でも、ちょっと立ち止まってみるのも必要だなと。

そして、一度きちんと話をしてみて、どうやったら折り合いをつけられるのか、工夫できることはないのか、考えてみるべきなんでしょうね。

で、なんだかんだやってみても、

もーーやってらんねぇ!!

ということになれば、その時に別の人生を選んだらいいんじゃないかと。

発達障害の夫や妻と暮らす人だけでなく、誰かと暮らしている人やこれから暮らす人におすすめです。

 

 

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