困っている妊婦はこちらへ<漂流女子;中島かおり>

漂流女子 ――にんしんSOS東京の相談現場からー― (朝日新書)

漂流女子ってどういうこと? と思ったら、

この本では、思いがけず妊娠し、相談先を探しながら孤立している女子のことを指すようです。

この『にんしんSOS東京』というのは、2015年に開設された相談窓口で、まだ新しいですけれど数多くの妊婦さんの相談に乗ってきたそうです。

こういう相談窓口があるんですねぇ。

相談内容はホントに様々で、10代で妊娠してしまった、風俗店で働いていて父親が誰かわからない、もうすぐ生まれるのにネカフェ難民だ、などなど。

読んでいるとハラハラするような相談ばかり。

そんな相談を次から次へと受け、あれこれと一緒に考えてくれたり、使える支援に繋げてくれたりします。

相談する方は、もう切羽詰まった状況だし、いろんな選択肢や情報を持っていない場合が多いんです。

生むのか、中絶するのか。

それすらアヤフヤで、決められないまま時間だけが過ぎてしまう子もいます。

そういう子たちに寄り添って、その子が希望する方法で連絡を取り合ってくれます。

緊急を要する場合は駆けつけてくれるし、会いたくないと言う子の場合はメールで対応もしてくれる。

妊娠して、これ、どうしたらいいの? と頭が真っ白になってる人には、かなり心強い味方なんじゃないでしょうか。

 

未婚で妊娠した人の相談だけでなく、結婚していてすでに子どもがいる人が相談にくることもあるようで。

経済的に苦しいから生むのを悩んでいる、夫が中絶を希望している、などなど。

結婚しても、安心して生めるわけではないんですねぇ……

 

いろんな相談のケースを読んでいて、いくら男女平等だと言っても、やっぱり妊娠とか出産って女性が背負っているものなんだなぁと思いました。

男の人の場合、俺は関係ないって逃げることもできますから。

実際、そうやって相手が取り合ってくれないというケースもたくさんあって、そういう相談もあるようです。

なんだかなぁ。

この『にんしんSOS東京』は女性からの相談だけでなく、男性からの相談も受け付けているそうです。

妊娠に関することなら、男性でも女性でも相談できる、ということなんでしょう。

困っている方は、一度相談してみてはどうでしょうか?

 

 

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